文法解説あるある
ところで、文法解説は一般的にどのように行われているだろうか。 1.最も普遍的な方法は、英文すべてを板書し、隙間に色を変えて書き込みをするスタイルだろう。 書き込む内容は、 日本語訳 SVOCM 品詞 修飾語句と被修飾語句の関係(囲んで線を結ぶやり方をよく見かける) 等だ。こういうことを網羅すれば概ね「文法」的な解説は終わったと考えられている(同時に、試験範囲の学習が「終わった」と宣言される)。 2.上記の方法をもう少し精選して、重要な構文等を含む英文だけを板書して解説を書き込むスタイルもある。 3.もう一つ挙げるとすれば、プロジェクターで英文を投影して、そこにチョークなどで書き込みを「重ねて」いく方法だ(が、実際にやっている人を見たことがない)。 いずれにしても、どうせ書くことが決まっているならプリントにまとめて配ってしまえば十分なはずだが、英語教師の直感で、それは良くないと判断する。そして毎時間同じ内容を丁寧に板書して解説をする。 つまり、プリントを配って読んでおけと指示するだけでは、生徒は何もしてこないということがわかっているのだ。 反対に、読まざるを得ない仕組み作りさえすれば、文法の解説はプリント配布で終わるのではないだろうか? という仮説に基づくのが次回提案する方法である。