パラフレーズ
パラフレーズ・・・言い換えである。
教科書の英語を意味を大まかに維持しながら日本語を介さずに別の言い方をすることである。
例えば"Being one of the oldest buildings, Horyuji attracts countless people."という英文があるとする。
文法の視点からは分詞構文が、語彙の側面からはattractsとcountlessがやや難解である。
例えば以下のようにパラフレーズすることができるだろう:
"'Being one of the oldest buildings' means 'Because it is one of the oldest buildings.' 'Attract' means 'to have attention of,' and 'countless' means 'a number of.'"
あるいはより大きな枠組みで、"In other words, 'Because it is one of the oldest buildings, Horyuji has attention of a number of people.'"と言ってもよい。
パラフレーズの利点は、インプットを増やせることの他に、この活動自体が意味のあるコミュニケーションになることであろう。発言が相手に伝わらない場合、別の表現で言い換えることができるとすればその技術は大切である。
さて授業中にこの活動を取り入れる場合どうすればよいか。
まずい手順は、いきなり生徒に特定の英語を別の表現で言わせたり書かせたりすることだろう。まずはパラフレーズということに慣れさせた方がよい。
そして最小限のプリント枚数で授業を進行するためにも、この活動でプリントを発行しないことにする。ノートを活用したい。
<手順>
1.本文中の特定の英語のパラフレーズを板書しノートに書き取らせる(4~5個)。
2.生徒は教科書からパラフレーズされた元の文を探し、その箇所に線を引き該当する番号を書く。(正解を統一するために、正解が何語になるかを提示してもよい。)
3.答えを確認し、元の英文とパラフレーズをコーラスで練習する。
4.ペアになり、1人はノートのパラフレーズを読みあげ、もう1人は教科書を見てあるいは何も見ないで、元の英語を読み上げる。
5.反対に、教科書の英語をパラフレーズして応答する練習をする。
この後、触れていない別の箇所をパラフレーズする応用練習をさせてもいい。
6.ペアで立ち上がり、1人だけが黒板を見る。
7.教師が教科書のある部分を板書する。
8.それを見た生徒は別の言い方でそれをパートナーに伝える。
9.それを聞いた生徒は該当する箇所を教科書から探し読み上げる。
10.正解したペアは随時座る。
最後に、教師が活動の成果を確認するのを忘れずに。
11.早く座ったペアを1~2指名しパラフレーズを発表させる。
12.コメントをし、模範例を提示、解説する。
パラフレーズはコミュニケーションだけを意図しているのではなく、大学入試等の正誤一致問題にも対応する力につながると期待できる。ああいった問題の正しい選択肢は多くの場合、本文と同じ語句を使用していない。まさにパラフレーズされているのである。
教科書の英語を意味を大まかに維持しながら日本語を介さずに別の言い方をすることである。
例えば"Being one of the oldest buildings, Horyuji attracts countless people."という英文があるとする。
文法の視点からは分詞構文が、語彙の側面からはattractsとcountlessがやや難解である。
例えば以下のようにパラフレーズすることができるだろう:
"'Being one of the oldest buildings' means 'Because it is one of the oldest buildings.' 'Attract' means 'to have attention of,' and 'countless' means 'a number of.'"
あるいはより大きな枠組みで、"In other words, 'Because it is one of the oldest buildings, Horyuji has attention of a number of people.'"と言ってもよい。
パラフレーズの利点は、インプットを増やせることの他に、この活動自体が意味のあるコミュニケーションになることであろう。発言が相手に伝わらない場合、別の表現で言い換えることができるとすればその技術は大切である。
さて授業中にこの活動を取り入れる場合どうすればよいか。
まずい手順は、いきなり生徒に特定の英語を別の表現で言わせたり書かせたりすることだろう。まずはパラフレーズということに慣れさせた方がよい。
そして最小限のプリント枚数で授業を進行するためにも、この活動でプリントを発行しないことにする。ノートを活用したい。
<手順>
1.本文中の特定の英語のパラフレーズを板書しノートに書き取らせる(4~5個)。
2.生徒は教科書からパラフレーズされた元の文を探し、その箇所に線を引き該当する番号を書く。(正解を統一するために、正解が何語になるかを提示してもよい。)
3.答えを確認し、元の英文とパラフレーズをコーラスで練習する。
4.ペアになり、1人はノートのパラフレーズを読みあげ、もう1人は教科書を見てあるいは何も見ないで、元の英語を読み上げる。
5.反対に、教科書の英語をパラフレーズして応答する練習をする。
この後、触れていない別の箇所をパラフレーズする応用練習をさせてもいい。
6.ペアで立ち上がり、1人だけが黒板を見る。
7.教師が教科書のある部分を板書する。
8.それを見た生徒は別の言い方でそれをパートナーに伝える。
9.それを聞いた生徒は該当する箇所を教科書から探し読み上げる。
10.正解したペアは随時座る。
最後に、教師が活動の成果を確認するのを忘れずに。
11.早く座ったペアを1~2指名しパラフレーズを発表させる。
12.コメントをし、模範例を提示、解説する。
パラフレーズはコミュニケーションだけを意図しているのではなく、大学入試等の正誤一致問題にも対応する力につながると期待できる。ああいった問題の正しい選択肢は多くの場合、本文と同じ語句を使用していない。まさにパラフレーズされているのである。
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