小テストの採点
結論から言えば、小テストの採点は自己採点で良い。以下、デメリットとメリットを比べる。
デメリット:不正が起きる
まず考えられるデメリットはこれである。
小テストの成績に反映される度合いを生徒が信じていればいるほど不正が起きやすいということになる。そういった意味ではその小テストは機能している。
対策:生徒同士で交換して採点をする
こうすることで不正の確率は減る。しかしそれでも、生徒同士で口裏を合わせて不正をする可能性は残っている。そこで・・・
対策2:時々教員が採点をする
不正をしている場合、こうすることによって、自己採点と教員採点に大きな差が出ることになりそうである。そうなれば、該当生徒はプレッシャーを感じ、不正がしづらくなると期待できる。また、自己採点と教員採点で差があることに教員が気づいているということを授業中にほのめかせばよい。
続いて、小テストを自己採点にするメリットは以下のとおりである。
メリット1:時間の節約ができる
典型的な状況を想定してみる:
単語テスト 5問 40人 3クラス分
添削をしなければ1人分5秒以内で終わる。1クラス3分強、3クラスで10分である。
この例は小テストの最小の類であるが、それでも小テストのたびに10分を消費する。長期的に見てこの時間が別の用途に使えるのなら効果は絶大である。
そして、自己採点の実施において看過されがちなのが次の点である。
メリット2:生徒に即時フィードバックが与えられる
間違いから学ぶ最も良いタイミングは間違えた直後であるということは、様々な実証データに拠る必要もなく、経験から我々は知っている。それなのに小テストの採点が遅れて返却は翌週などということになれば、その時には既にまた別の間違いが起きているのであって、前週のことの重要性は下がってしまっている。
自己採点をすることで、すぐその場で自分の間違いを知ることができる。この格好のフィードバックの機会を失ってしまうのはあまりにもったいない。
さらに言うと、このメリット2はデメリットを補うのに十分な意義を持っているので、不正をする生徒の存在などは微々たるものになるほどである。
時間の節約も、長期的に見れば大変重要である。
良い授業アイディアは、目の前の教材とじっくり対面して考えることで生まれる。
いくら多くの実践案を見聞きしても、教える教科書、生徒が異なれば途端に結果が変わってくる。
だから、英語教員にとって、いわゆる「教材研究」の時間はあればあるほど良い。
そのため、ルーティーンから時間がかかることを出来る限り省くことが重要だ。
デメリット:不正が起きる
まず考えられるデメリットはこれである。
小テストの成績に反映される度合いを生徒が信じていればいるほど不正が起きやすいということになる。そういった意味ではその小テストは機能している。
対策:生徒同士で交換して採点をする
こうすることで不正の確率は減る。しかしそれでも、生徒同士で口裏を合わせて不正をする可能性は残っている。そこで・・・
対策2:時々教員が採点をする
不正をしている場合、こうすることによって、自己採点と教員採点に大きな差が出ることになりそうである。そうなれば、該当生徒はプレッシャーを感じ、不正がしづらくなると期待できる。また、自己採点と教員採点で差があることに教員が気づいているということを授業中にほのめかせばよい。
続いて、小テストを自己採点にするメリットは以下のとおりである。
メリット1:時間の節約ができる
典型的な状況を想定してみる:
単語テスト 5問 40人 3クラス分
添削をしなければ1人分5秒以内で終わる。1クラス3分強、3クラスで10分である。
この例は小テストの最小の類であるが、それでも小テストのたびに10分を消費する。長期的に見てこの時間が別の用途に使えるのなら効果は絶大である。
そして、自己採点の実施において看過されがちなのが次の点である。
メリット2:生徒に即時フィードバックが与えられる
間違いから学ぶ最も良いタイミングは間違えた直後であるということは、様々な実証データに拠る必要もなく、経験から我々は知っている。それなのに小テストの採点が遅れて返却は翌週などということになれば、その時には既にまた別の間違いが起きているのであって、前週のことの重要性は下がってしまっている。
自己採点をすることで、すぐその場で自分の間違いを知ることができる。この格好のフィードバックの機会を失ってしまうのはあまりにもったいない。
さらに言うと、このメリット2はデメリットを補うのに十分な意義を持っているので、不正をする生徒の存在などは微々たるものになるほどである。
時間の節約も、長期的に見れば大変重要である。
良い授業アイディアは、目の前の教材とじっくり対面して考えることで生まれる。
いくら多くの実践案を見聞きしても、教える教科書、生徒が異なれば途端に結果が変わってくる。
だから、英語教員にとって、いわゆる「教材研究」の時間はあればあるほど良い。
そのため、ルーティーンから時間がかかることを出来る限り省くことが重要だ。
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