Reading系授業 「パラグラフタイトルからパラグラフ当て」 「パラグラフ抜粋からパラグラフ当て」 「パラグラフタイトルからキーワード抽出」

「パラグラフタイトルからパラグラフ当て」

準備:前回の投稿③まで

手順:ペアになり、Aはノートを見てパラグラフタイトルを読み上げ、Bは教科書を見て合致するパラグラフ番号を言う。

目的:パラグラフタイトルと合致する語句をスキャニングする力を養う。




「パラグラフ抜粋からパラグラフ当て」

手順:ペアになり、Aは教科書を見て任意のパラグラフから任意の箇所を読み上げ、Bはノートを見てパラグラフタイトルを見て合致するパラグラフ番号を言う。

目的:
①キーワードからパラグラフタイトルに結び付ける力を養う。
②任意の箇所を読む過程で、本文の表現や内容の理解を深める。

補足:Bがパラグラフ番号を当てられるかどうかに焦点が当たっているが、実はAが教科書のキーワードのスキャニングと音読をしていることになる。




「パラグラフタイトルからキーワード抽出」

手順:ペアになり、Aはノートを見てパラグラフタイトルを読み上げ、Bは何も見ずに該当するパラグラフに含まれる特徴的な語句を言う。Aは教科書も見て正誤を判定する。

目的:各パラグラフに含まれる特徴的な語句を認識することによって、大まかな内容把握の一助とする。

補足:この活動も、実はAがBの言ったキーワードのスキャニングをしていることになる。



2、3番目の活動のように、一見ペアのどちらかが課題に取り組んでいるような状況でも、その課題を出している側にも学習の機会があるということは見逃せない。また、教員もそのことを促すべきである。例えば私がよく言うのは、「問題を出す人もその英文自体を覚えてしまうつもりでいれば、自分の番になった時にもっとスムーズに答えられるようになる」ということである。

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