単語の指導

扱う教材の内容、種類にかかわらず、生徒にとって未知の単語、語句へ教員は何らかのアプローチをとらなければならない。では実際にその指導はどのようになされているだろうか?

少なくとも次の手順は必ず取られているような印象がある。

 1.単語の日本語訳の確認
 2.単語の読みの確認、練習

(ただし、単語により大きな比重を置いた授業なら、これらの前に

  「0.未知語の意味の推測」

 などの活動があるかもしれない。)

上記は受容語彙としての側面を扱っており、産出までを求めない。例えばリーディングの授業で、最終的な目標が英文の「理解」にあるならここで語彙指導を中断し、その分の時間を読解などに充てる方が効率的だ。

一方、話す、書くを含む活動をゴールとするなら、新出の語句が産出語彙となるよう指導していかなければならない。

産出のプロセスに近いものとしては母語を第2言語にすることが挙げられる。応用すれば、語彙を産出する練習でも最も単純なのが「日本語→英語」の変換だ。

それも含め、ペアワークを取り入れながら無理なく飽きずに語彙を学べる活動を提案したい。

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